深い森のジャパニーズウィスキー蒸溜所、田園の絶品フレンチレストラン、マリオットホテル。日本の知られざる上質リゾート兵庫・養父へ優雅なマニアック旅のすすめ。

旅行・レジャー
城崎の蟹を使ったラ・リビエールのスペシャリティ。

みなさんは兵庫県の北部に養父というリゾート地があるのをご存知でしょうか。
実は私も今回旅をするまで知りませんでした。
しかし、そこにはヨーロッパの上質リゾートのような神秘的な静寂、
豊かな自然の奥深さ、美食にあふれたひとクラス上の優雅な贅沢が広がっています。
深い森の中に忽然と現れるジャパニーズウィスキー「養父蒸溜所」、
田園の中のフレンチレストラン「ラ・リビエール」の地元食材の美食、
外資系の心地良いホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫やぶ」。
紅葉や四季折々の自然が美しい、ひっそりと佇む聖地・養父神社。
養父こそ、外国人ですらまだ気づいてない日本の隠れた上質リゾートと言えます。
今回はそんなブレイク前の知られざる養父の観光案内をリポートします。

世界に誇る日本のウィスキーの新星「養父蒸溜所」。2026年シングルモルト誕生の瞬間を目撃せよ。

もろみを蒸溜する銅製の釜ポットスチル。養父蒸溜所にて。

養父の森の奥深くに忽然と現れる「養父蒸溜所」。養父への旅のきっかけとなったのが、この蒸溜所の存在でした。NHKドラマ『マッサン』でも注目されましたが「山﨑」「竹鶴」など日本のウィスキーの評価は世界中で年々高まる一方です。ここ養父蒸溜所では、ジャパニーズウィスキーの草分けニッカウ井スキーとサントリーのレジェンドの作り手を監修に迎え、養父の清流と気候、濾過技術、発酵技術にこだわり、これまでの常識を覆すイノベーティブなウイスキー作りに挑戦中です。そしていよいよ2026年、第一弾シングルモルトが販売スタート。その誕生の瞬間を目撃する感覚は、モルト好きにはゾクゾクものの感動です。見学ツアーでは事前に予約が必要ですが、飲み比べのおみやげ付きで試飲もさせていただきました。

深い森の中に佇む養父蒸溜所。なかなかシンプルモダンな建築でした。
蒸留された原酒は木製樽でゆっくり熟成されます。樽の種類の解説に興味津々。
見学の最後は好みのタイプの飲み比べセットを試飲できます。
【養父蒸溜所見学ツアー】
◆開始時間:13時(冬季のみ、冬季以外の通常は12時より開催)
◆所要時間:約1時間
◆定  員:10名/1日
◆料  金:税込3,000円/お一人様(養父市在住の方は半額)
◆対 象 者:20歳以上(※20歳未満の方のご来場はお断り)
◆アクセス:兵庫県養父市大屋町中間844-1
◆申込サイト:https://yabu-distillery.co.jp/

田園の絶品フレンチ「ラ・リビエール」。但馬の食材にこだわる美食のクオリティはミシュラン級?

養父のおすすめグルメと言えば、但馬の食材にこだわったフレンチレストラン「ラ・リビエール」です。正直、田舎のフレンチ今まであまりいい想いをしたことのない筆者は、最初はクオリティを疑っていたのですが(ごめんなさい…)、実際行って見ると、その予想を上回るクオリティでした。都心のフレンチの派手な技巧や気をてらった演出こそありませんが、蟹、鹿肉、本マグロ、糸より、松茸、丹波栗、朝倉山椒、但馬の地元の食材を知り尽くし、その最も美味しい時期に最も美味しい調理法はミシュラン級。筆者がかつて取材したモナコのミシュラン三つ星レストラン「ル・ルイ・キャーンズ」のアラン・デュカス氏の地産地消の食材へのこだわりを彷彿とさせます。田園の中の一軒家フレンチレストランならではの窓から見渡す景色と空気感の気持ちよさ、まるで親しい人のおうちに招かれたかのような温かみあるホスピタリティ(シェフ自らこっそり隠しておいた自身のおやつシュトーレンを分けてくださいました。)は都心にはない、リゾート地ならではです。
フレンチはちょっと敷居が高い…と言う方は、系列店のパティスリーカフェ「KATASHIMA」はいかがでしょう。世界マーマレードアワード受賞の天然柚子のマーマレードやドレッシング、旬のケーキや焼き菓子の購入もできます。

田園の中の一軒家フレンチ「ラ・リビエール」
窓から見えるおおらかな田園風景に癒されます。
シェフ自ら分けてくださったドイツの菓子シユトーレン。
メインは但馬牛をセレクト。友人が選んだ鹿肉のパイ包みもすこぶる美味しかったそう。
田園風景を楽しむにはランチがおすすめ。
【フレンチレストラン「ラ・リビエール」】
◆電話番号:050-3184-0801
◆アクセス:兵庫県養父市大塚22-1
◆営業時間:(ランチ) 11:30~14:30 / ドアクローズ 13:30
      (ディナー) 17:30~22:00 / ドアクローズ 20:00
◆料  金:ランチ:6,500円・8,500円
     ディナー:7,500円・9,500円・13,500円
◆定休日 :火曜日・ 水曜日 *但し祝日の場合は営業
【パティスリーカフェ「KATASHIMA」養父本店】
◆電話番号:079-664-0351
◆アクセス:〒667-0131 兵庫県養父市上野1156-1
◆営業時間:9:00~19:00

神社フェチが絶賛する美しい神社「養父神社」。厄除けのご利益も。

個人的に神社フェチの筆者が最も心奪われたのが養父神社です。いにしえから「養父明神さん」と呼ばれ地元の人に愛されている農耕の神様を祀る神社です。ちなみに一番の奥にあるお社は胸キュンの優美な美しさで、厄除けのご利益があるそうです。毎年4月には無形文化財である「お走りまつり」、11月には「紅葉まつり」が開催され、紅葉のの美しさに定評があります。また神社の方によれば、熊出没に関しては養父氏は頭数管理がされており、比較的安心だそううです。

神が宿る楚々とした空気感の養父神社
赤い橋がシックな佇まいに映えて美しい
階段に落ちた紅葉すら絵のように美しい

上質な空間が心地いい「フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫やぶ」。道の駅、温泉も隣接。

フェアフィールド・マリオットやぶの外観

今回宿泊したのは、マリオット系ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫やぶ」。マリオットが積水ハウスとコラボしたスマートホテルです。空間が上質で洗練されシティホテル並なのに宿泊料金はスマートプライス。その理由はレストランや温泉、おみやげなど固定経費のかかるホテル施設をすべて外部にアウトソーシングしているからです。道の駅「ようか但馬蔵」が隣接していて、郷土料理や軽食をいただけたり、おみやげの購入にも便利。ホテルの部屋にはシャワーしかありませんが美肌の湯「とがやま温泉 天女の湯」がすぐ近くでいい湯でした。

ちょっと足を伸ばせば、城崎温泉や湯村温泉、竹田城や出石も。

ところで養父には、実は昔からスキーやパラグライダーなどで知られるハチ高原や、日本の瀧100選にも選ばれた天滝、明延鉱山などもあります。残念ながら今回は行けなかったのですが…。
またちょっと足を伸ばせば、お隣の豊岡市にある蟹で有名な城崎温泉や、夢千代の里で知られる新温泉町の湯村温泉もあります。豊岡市は職人たちによる革鞄の製作やコウノトリでも有名ですね。さらに天空の城として知られる竹田城や蕎麦で知られる出石なども近くです。
養父を訪れると共に城崎温泉や湯村温泉など温泉巡りをするというのもありですが、「フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫やぶ」が連泊仕様になっていますから、ここを拠点に長期滞在し界隈の観光地巡りをしたり、ワーケーションを楽しんだりというのも素敵ではないでしょうか。

まとめ

ブレイク前の日本のリゾート地、兵庫・養父エリア。深い森の中に忽然と現れるジャパニーズ・ウィスキーの「養父蒸溜所」、田園の中の絶品フレンチレストラン「ラ・リビエール」、上質な空間が心地良いホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫やぶ」、紅葉や四季折々の自然が世にも美しい養父神社。少し足を伸ばせば、蟹で有名な城崎や夢千代の里として知られた湯村温泉、竹田城や出石も。ぜひ一度お出かけください。
車でのアクセスは、冬季はスタッドレス車が必須ですからご注意ください。大阪・神戸・京都など関西各地からは電車や高速バス、飛行機のアクセスも可能です。地元のタクシーを使う場合は台数が少なく混み合いますので事前予約をおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました